2026年9月28日時点で公式ページに載っていた内容だけをまとめています ・ 手続きと手数料は国と公館で変わるので、渡航先の在外公館の案内を必ず確認してください ・ 最終更新 2026-09-28
順番に意味があります。カードを止めるのが警察より先なのは、被害が増え続けるのを止めるためです。警察の手続きには時間がかかるので、その前に止めます。
スマホごと盗まれる前提で考えてください。カード会社と保険会社の電話番号をスマホの中だけに置いていると、この順番のどれも実行できません。紙に控えるか、同行者と分けて持ちます。
現地の警察で受け取るのは、盗難・紛失の届出をしたことを証明する書類です。英語ではポリスレポート、イタリアでは denuncia、フランスでは déclaration de vol と呼ばれます。日本の旅券事務所の案内では「警察署が発行した同届出を行ったことを立証する書類」と書かれており、書類が発行されない国では、警察署名・受理番号・届出日のメモでも足りるとされています。
火事や災害で失った場合は、警察ではなく消防署などが出す罹災証明書にあたる書類になります。
ここが分かれ道です。この先の予定によって、申請するものが変わります。
| 受け取るもの | 向いている人 | できないこと |
|---|---|---|
| 帰国のための渡航書 | 日本へまっすぐ帰る人(直行便、または入国を伴わない経由便) | 日本に入国した時点で失効。原則として日本以外の国に立ち寄れない |
| 緊急旅券 表紙が紫色 | 旅行を続ける人、現地に住み続ける人 | 有効期間が短い。受け入れない国もある |
| 新規発給 通常のパスポート | 日数に余裕がある人、長期滞在者 | 時間がかかる |
在イタリア日本国大使館など各公館の案内をもとにした、共通して求められるものです。公館ごとに違うので、行く前に渡航先の公館のページで確認してください。
写真は現地で撮れますが、規格が日本のパスポート用と違うことがあります。顔の縦の長さが34mm±2mmに収まっている必要があるので、公館の窓口で確認してから撮るのが確実です。
| 手数料の目安 | 日数の目安 | |
|---|---|---|
| 帰国のための渡航書 | 2,000〜3,000円程度 | 原則として申請した日のうち(状況により2日ほど) |
| 新規発給 | 15,000円前後 | 10日程度(IC旅券の設備が無い公館では1か月) |
金額と日数は損保ジャパンの案内にもとづく目安です。国によって変わります。支払いは現地通貨の現金のみという公館が多いので、行く前に現金を用意してください。カードを失っている状況なので、ここで詰まる人がいます。
国際ブランドはいずれも24時間の緊急窓口を持っています。Visa のグローバル・カスタマー・アシスタンス・サービスは年中無休・通話料無料です。カード会社の窓口とブランドの窓口のどちらでも止められます。
多くのカードで緊急カード(仮のカード)の発行を受けられます。手数料はカードの種類で変わり、たとえば三菱UFJ-VISA ではゴールド以上が無料、一般カードが1枚につき11,000円(税込)と案内されています。緊急のキャッシュサービスを用意しているブランドもあります。
外務省は、クレジットカード犯罪対策連絡協議会に加盟する17社の紛失・盗難時の緊急連絡先を一覧にした資料を公開しています。出発前にこれを見て、自分のカードの番号を控えておくのが早いです。
何で帰ってきたかで、次にやることが変わります。三重県旅券事務所の案内が分かりやすいので、それに沿って整理します。
| 帰国に使ったもの | 帰国後にやること |
|---|---|
| 緊急旅券(紫色) | 切替申請。緊急旅券を必ず持って行く。緊急旅券を受け取るときに戸籍謄本を出していなければ、戸籍謄本も要る |
| 帰国のための渡航書 | 新規申請。渡航書を持って行く |
| 帰国証明書 | まず紛失一般旅券等届出書を出す(旅券がまだ失効していないため)。同時に新規発給の申請もできる |
緊急旅券と渡航書で帰った場合は、在外公館で失効の手続きが済んでいるので、帰国後すぐに発給の申請ができます。
兵庫県旅券事務所の案内より。本人でないと手続きできません。
| 扱い | |
|---|---|
| 盗まれた持ち物(カメラ、衣類など) | 携行品損害の特約を付けていれば対象。1品あたりの上限がある契約が多い |
| パスポートの再発給費用 | 携行品損害の特約で対象になる商品がある |
| 現金 | 対象外とする保険が一般的 |
請求にはポリスレポートが要ります。加えて、盗まれた品の購入を示すもの(レシート、カードの明細、箱や保証書の写真)があると通りやすくなります。高価な持ち物は、出発前に写真を撮っておくと後で困りません。
保険は商品ごとの条件差が大きく、当サイトは特定の商品を勧める立場にありません。対象と上限は必ず約款で確認してください。付帯保険の「自動付帯か利用付帯か」については 保険のページ にまとめています。
行き先の地区ごとの治安(日本語の旅行記事・在住者記事にもとづく体感評価と、報道された暴力事件の位置)は、地図から確認できます。
すべて 2026年9月28日 に各ページで確認したものです。手続き・手数料・補償条件は改定されます。渡航前に必ず出典と、渡航先の在外公館の案内で再確認してください。